【自然・刺激周期】卵子の育て方・誘発方法

卵子を育てる方法には、大きく分けて5種類あります。

 

① 完全自然周期

 薬や注射を使わない方法です。

 薬や注射が無いため、からだへの負担は少ないです。

 自然にきわめて近い方法での採卵が可能です。

 採卵日に排卵済みとなる場合があります。

 

② クロミフェン自然周期(C周期)・レトロゾール自然周期(F周期)

 薬は服用していただきますが、注射は使わない方法です。

 自然に近い方法での採卵が可能です。

 採卵日に排卵済みとなる場合が、①完全自然周期と比較すると低くなります。

 

③ 低刺激周期(1)

 薬を服用しながら、注射を2日に1回程度行う採卵方法です。

 注射の回数は、3~5回程度となります。

 注射は、院内にて行う方法と、自己注射用キットにて行う方法があります。

 自己注射用キットをご利用の場合は、通院回数を減らすことができます。

 院内と自己注射を併用して行うことも可能です。

 

④ 低刺激周期(2)

 薬を服用しながら、少量の注射を毎日行う採卵方法です。

 注射の回数は、6~8回程度となります。

 注射は、院内にて行う方法と、自己注射用キットにて行う方法があります。

 自己注射用キットをご利用の場合は、通院回数を減らすことができます。

 院内と自己注射を併用して行うことも可能です。

 20歳代~30歳代・AMH値が高い方等に有効です。

 

⑤ 高刺激周期(ショート法・ロング法・アンタゴニスト法・一部のPPOS法)

 お薬を服用しながら、注射を毎日行う採卵方法です。

 注射の回数は、7~12回程度となります。

 卵巣が腫れたり、腹水が溜まるなど、からだへの負担は大きいです。

 注射は、院内にて行う方法と、自己注射用キットにて行う方法があります。

 自己注射用キットをご利用の場合は、通院回数を減らすことができます。

 1日毎など、院内と自己注射を併用して行うことも可能です。

 

 当院では、患者様のご希望、ご体調等を考慮して、

 卵巣刺激方法をご相談させていただいております。